なぜレガシィなのか?
なぜBFなのか?

1997.12.18記。


<<< はじめに。 >>>

レガシィはレガシーではありません。念のため。


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なぜレガシィなのか。

それは簡単、スポーツカーが好きだから。
かといって高価で維持費もかかるモノなので、走るしか能がないんじゃもったいない。
セカンドカーにはフルチューンしたミニかビート、って思うけど。

もうひとつ、それを得るために他を犠牲にするよりも、実用性を残したままクルマ本来の楽しみを追求することもできるのではないか?

すると、当時走れるステーションワゴンで買える枠の中にはレガシィしかいなかった。
つまり必然。
20才の学生にはBMW 328iツーリング(正規には輸入されてない)とかAudi RS Avantなんて雲の上。

もっともインプレッサWRXや、ランサーエボリューションなんていうスーパースポーツセダンにはかなり心惹かれるものがあったけど、行動パターンからして実用的な広さと積載量を持つステーションワゴンということでレガシィ以外に選べる車はなかった。


<<< スポーツカーってなに? >>>

こうやって書くと、首をひねる人もいるかもしれない。

「スポーツカーっていうともっと平べったいんじゃん?」

ま、こういう定義の仕方もあるかもしれない。

でも、平べったくないとスポーツではない?
狭くないとスポーツではない?

レガシィと言えば、今はインプレッサにバトンタッチしたけれど、かつてはWRCに投入されたラリー車。
ほぼノーマルで10万km平均時速223kmを誇るし、4WDのクセに「ハンドリングのレガシィ」と言われるくらいのクルマ。

そんなクルマがスポーツカーでないはずがない。
それがワゴンになったからってスポーツカーでなくなるとも限らない。

そもそも、スポーツカーってのはコクピットに収まること、ハンドルを握ることが楽しい車であることが第一条件だと思うのだ。
決して速く走れるクルマや見かけが「かっこいい」クルマのことではなく。
まぁこれはスポーツカーが兼ね備えてることが多いのですが、例えばビートなんか決して速くはないけど、自在に操る楽しみ、クルマと一体になって路面と対話しつつ限界を探っていく楽しみは抜群。
最近の国産車にこれだけスポーツなクルマはないと断言してもいいくらいおもしろい。

昔のS20を積んだようなGC10 GT-Rだって今となればそんなに速いというわけでもないのだろうが、きっとすごいスポーツなのだろう。じゃじゃ馬のように扱いにくそうだが、きっとすごい楽しいのであろう。
運転したことはないけども、雰囲気でわかる。
今の車にはないロマンを感じるのである。

逆にアリストなんかは速いは速いのだが、重たいボディにすっかすかに軽いパワステなど、スポーツドライブとは全くかけ離れた車である。
日本人は外部からの情報を隠蔽するのが快適(音はなるべく入れない、路面の情報はサスペンションやパワステできれいに隠す)と思ってるようだが、そんなクルマは運転してると気持ち悪くてしょうがない。

でもBMWなんかはベンツと並んで高級車の代名詞にはなってるけど、基本的にはスポーツカー。
3に限らず5シリーズや6シリーズあたりの大きなクルマでも立派にスポーツしてそうな雰囲気があるのだ。
M3なんて箱型のクーペというか2ドアのセダンというかそんな雰囲気だが、かなりスポーツ。

個人的な意見になるが、「でかくすればいい」というのはどうも好きになれない。

俺は小学校3年生くらいの頃からスカイライン党だった。
R31の2ドア(GTS)が出た頃は「絶対に買ってやる!」と意気込んだものだ。
↑今思えば乗るにはちょっと重そうでどうかなって気はするのだが、あのデザインは今でも好き。
しかし、いざクルマを買おうかという頃にはダークブルーとガンメタのツートーンな5MTなんていう都合のいい中古はなく、ほとんど白のATだったり。
R32はどうも丸っこくて趣味に合わない。
しかも2500なんてのがあったりGT-Rに至っては2600のワイドボディときたもんだ。

そりゃ排気量でかくすればパワーは出るし、トレッドを広げれば安定はする。

でも、そんな安易な方向に走っていいのか?
ある一定の枠の中で目いっぱいやってくのもエンジニアの力じゃないのか?

一クラス上を狙うより、スカイラインはあくまでも5ナンバーの2000ccでなければいけなかった。
一見ふつーのセダン/ハードトップに見える『羊の革を被った狼』でなければ。

ということでスカイラインには興味がなくなると次はどこへ行くか。

ここで5ナンバー枠いっぱいの2000cc、レガシィの名前が上がってくるわけだ。

スカイラインやマークIIなど2000ccクラスのクルマが軒並み3ナンバーサイズに移行しているとき、レガシィは5ナンバー枠を守った。
当時の富士重工にそこまでラインをいじる体力がなかったという話しもあるが、それでもセダンRS、ワゴンGTなんていうクルマを世に送り出した。

個人的には今の日本でかつてのGT-Rの魂を引き継いだクルマは、直6ではないけどもレガシィツーリングセダンRSだと勝手に思っている。
こいつはまじめにいいクルマだ。
こんなクルマに乗ってる人を見るととてもカッコイイ。


<<< なぜステーションワゴンなのか。 >>>

どうもうちの家系は比較的ステーションワゴンが多い。
ウチの父親はC210スカイライン(ジャパン)のバンを5ナンバーに登録変更して乗ってたし(しかも自分でオールペンしちまう道楽者。仕上がりが素晴らしく、ずっとオールペンだなんて思わなかった)、おじさんもRB20ET搭載のR31のステーションワゴンに乗ってた(昨年末にステージアRSにバトンタッチ、やっぱりワゴン)。
従兄弟もアウディのワゴンに乗ってたり。

世間一般が「バン?」というころからステーションワゴンに乗ってた人達の家系に育つとステーションワゴンって当たり前なクルマって思うのだ。
今でも父親とよく話すのだが、

「ステーションワゴンってちょっと重たいくらいで取り回しもなにもみんな同じで、更にいろいろ積めて便利になるのになんでみんなセダンに乗るんだろう?」

それにスポーツカー志向がくっつくとやはりレガシィしかありえない。


<<< なぜレガシィツーリングワゴンなのか。 >>>

やはりあのレガシィRSベースのステーションワゴン。
これに尽きます。

「ハンドリングのレガシィ」、独特のボクサーサウンドに加え、雪道を走る非雪国人としては「スバルの4WD」に大きなアドバンテージが。
しかも当時のいわゆるヨンクではなく、アウディクワトロと同じセンターデフ式フルタイム4WD。
それが「4WDのメリットを享受しつつ、いい意味で4WDを感じさせない」となればこれしかない。

アベニール、カルディナは足周り云々以前に基本設計がバンだったので、デザインがキライなのも含めてパス。
あのシャーシにSR20DETを載せた「GT Wagooooooooon!!」なんて自殺行為としか思えないね。
ちょっと古臭いけど見た目が割とまともだったカペラは非力なのと、やっぱり全然スポーツじゃない作りで却下。
当時出たばっかのアコードワゴンは3ナンバー2.2リッターのみ、ATのみで敗北。
高速クルージングにはなかなかいいと思うんだけど、やっぱりスポーツ度が不足。
VTECに5MTでType-Rな初代インスパイア顔のアコードワゴンがあれば買ったかもしれない。

その点レガシィはシートに座った瞬間、「あっ!これだっ!」と思ったのだ。
目が合ったというか、意思が通じたというか。
試乗車はATで走行距離は200kmちょっと、慣らしもまだまだであまり回せなかったのだが、それでもステアリング、ペダル、シートから伝わってくるロードインフォーメーションは割とスポーツ。
あとは自分でなんとかすればいいやってことで、十分に満足。

それから毎日枕許のカタログを眺めながらにやりとして寝るのが日課になったのであった。
う、あぶねーわ(^_^;)


うるさいという人がいる。
でも「ボクサーサウンドが好き!」という以外にもエンジン音は走る上でも重要な情報。
ベンツやアウディなんかは国産のいわゆる高級車と比べると静かじゃないよね。
でもあの堅そうなブッシュを伝わってくる振動がとても心地いい。

ハンドルが重いという人がいる。
すっかすかに軽くしたステアリングでは路面の状況は掴めない。
その辺をうまくクリアしつつ、205/60R15(GT)という太いタイヤでも苦労しない素晴らしいパワステだと思う。
もうちょっと重くてもいいかな。

トヨタや日産にくらべて内装がちゃちだという人がいる。
そんなん関係ないからいい(笑)。
あっしには必要十分の品質。
それにこのデザインは好きだから、雑誌で「古臭い」と言われようと構わんのだ。

燃費が悪いという人がいる。
1.4tのボディを200psのエンジンとフルタイム4WDで引っ張るクルマが6.5km/リッターも走れば十分。
世の中にはリッター3kmしか走らないようなクルマがごろごろ(?)してるのだ。
当時友達が乗ってたRPS13も同じ2000ccのツインカムターボで200psで同じくらいの燃費。
むこうはFRで軽いのに同じということは、レガシィの方が燃費は優れてるということ。

どこに行っても見掛けるという人がいる。
たまたま時代が俺についてきただけのこと(爆)。
ブームが来ようが来まいがこのクルマを選んでいたのだから関係ない。


<<< なぜBF5Dなのか。 >>>

なんのことはない、好みの問題。

93年7月といえば、雑誌に次期レガシィとしてBG型のイラストが出回りだした時期。
それを見て「なんかかっちょわりー」と思ったもので、就職も決まってたというものあって慌てて購入したのが20歳と2ヶ月。
営業の人に「黒のマニュアルなんて絶対に在庫にはないから、そろそろ発注しないとライン止まってからじゃ遅いよ」と脅されてね(笑)。

丸っこいのと網グリルが好まなかったし、黒もあまり似合わない。
よくなったよくなったと言われつつもそんなに興味を惹かれなくて。

その点、BFはしゃきっとしたデザインに端正かつ優雅な雰囲気が素晴らしく。
フルモデルチェンジ直前ということで48万円引きというのもかなり効いたかも(笑)。

ちなみにセダンは前期BタイプのRSが好き。
精悍で戦闘的な顔がWRCを戦ってきたクルマっぽくて。

ワゴンは優雅な後期。
後期のセダンはリヤビューがあまり好まなくてね。

ホントは無加給のホットモデル・VZ TypeRがよかったんだけど、ビスカスながらリヤのLSDと車速感応式パワステ(GT以外は回転数感応式)、ちょっとクイックに設定されたステアリングのギヤ比(GTは1:15、それ以外は1:16)、ボンネットにあるインタークーラーのエアインテーク(笑)でGTになってしまったとさ。

そうそう、先日BG5の純正ビルシュタインの味を確かめるためにBG5C(2代目後期型)GT-Bを試乗したんだけど、これはすげーいーわ。
剛性もすごい上がってるし、フルモデルチェンジと言っていいくらいAタイプとは全く別のクルマに仕上がってて。
AタイプとBタイプもデザイン的にはあまり変わってないけど(細かなところは変わってる)、雰囲気からしてかなりの改良が加えられたというのがわかるくらい。
これだけの改良をしても「マイナーチェンジ」とするスバルの生真面目さが好きだね。
流行りの線を狙ってでっち上げたクルマで売り上げを伸ばすようなことはしないし。

それにしてもBG5がいきなりこのタイプで出てたらこっち買ってたかも(^_^;)。
これには悔しかったけど、今のクルマが気に入ってるからいいのだ。

まだ4年で39,000km。
10年10万キロは最低乗るぞ。
よろしくな(^-^)!>れがしぃくん


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